快晴 しかし半袖では涼しすぎた

 たまたま製膜装置の隣室でグループミーティングをしていたら、どこからか異音が聞こえる。あわてて装置のもとに駆けつける。例のターボポンプがついに断末魔の叫び声を上げていたのだった。電流、発熱も異常。これはもう修理に出す以外にない。このポンプメーカー (Varian) のやり方は変わっていて、代替ポンプを有償で送ってよこすのだが、修理完了したら当方のポンプを返してくれるのではなく、そのまま代替機を使い続けろという。そして我々のポンプは彼らのものになる。故障が軽症だろうと重症だろうと費用は一緒。
 明日頼んだとして5〜6日かかる。故障するならもっと早く故障してくれればいいのに、と同僚と共に不運を嘆いたが、他方、秘書さんや同僚が休みになる来週以降でなくてよかったとも言える。

 ゲンナリして帰宅。メールチェックしたら、6月頭に投稿した論文 F についてポジティブなレフリーコメントが届いていた。ちょっと幸せになれた。装置トラブルの後でよかったよ。順番が逆だったらせっかくの幸福感が帳消しになっていただろう。