神楽坂

 9/7 (金) つづき:私の便は幸い1時間半遅れで飛んだけれども、1つ前の便が機材を調達できず欠航となった。乗る予定だった数百人の乗客たちがカウンターに詰めかけ、メガホンで説明する係員に対して「聞こえねーぞ」などと怒号を浴びせる一幕が見られた。翌日の便に振替えとなった乗客には、航空会社から1万5千円が支払われる旨のアナウンスがあった。

  ← 新千歳空港で。この広告板には早晩お目にかかれなくなるだろう。

 深夜 12 時過ぎに羽田着。既に電車は終わっており、航空会社がチャーターしたバスに乗って池袋駅へ。普段あまり通らないコースなので、車窓にうつる真夜中の東京タワーや東京ドームは楽しい。池袋駅でタクシー乗り場に並ぶも、長蛇の列でいっこうに順番が近づかず、イヤになって駅周辺に安宿を見つけて泊まることにした。入った宿は以前ソウルで一泊した商人宿に似て、狭くて空調音が騒がしいがそこそこ清潔なのでまあ良しとする。夜中の1時を過ぎてチェックインした場合は1泊 3000 円とのことで、タクシーで帰るのと大差ない。
 札幌駅だけではなく、池袋駅も深夜には閉まっている。そういえばそうだった。むしろそれが普通で、夜中の3時にも開いているのは夜行列車が停まるような地方都市の駅だけか。

 9/8 (土):朝、ホテルを出て電車で実家に。起きるでもなく寝るでもなくごろごろ。夜、研究室の卒業生2名が開いてくれた送別会(於:神楽坂)に出席。神楽坂のたもとにはかつて毎日通っていたが、今日のような格調高い店に入ったことはついぞない。ふつうの学生にはこの坂を上る勇気などないのであった。