お前の手で漕いでゆけ

 やるべきことの多さに辟易し、つい帰りそびれて職場泊。
 自動測定装置の試料交換をしたり、装置搬出の段取りをつけたり、退職した教授が荷物を運び出すのを手伝ったり。大型のものも小型のものも、研究室所有の装置類の多くが4月末頃に搬出される見通しとなった。不要な物を早く片付けたかったので良いことだ。自分の使うものは残しておくけど。

 3月末に教授が退職したが、自分はもうしばらく居させてもらうことにして、上司のいない助教として4月からも従来どおり勤務している(肩書きは助教に変わったが、中身は従来の助手と同じ)。学生もきれいに出て行ったので研究室の人口は少ない。後始末的な雑用はあるものの、ある意味ではめったにない自由な境遇なので、精神的に開放感がある。今までになかったくらいの勢いで研究が進む‥‥といいなあ。