雨野土門五郎

 論文のストーリー作りの続き。細かい穴埋めのために参考論文いくつか読んだり、グラフのデータに新たなものを付け足したり。この前「もう少しだ」と書いたけど、実際にはゴールはないんだね。やればやるほど疑問が湧いてくるので 100% の解明は無理。なので70 〜 80% クリアになったらとりあえず第1稿は良しとすることになる。じつはそれもまだだ。
 ボスとオープンキャンパスの打ち合わせなど。夕方にプール。

『雨のドモ五郎』
 偶然 web で再会して「おおお!」と唸る。ちょうど 20 年前にヤンジャンの新人賞受賞作として誌面に載ったのをたまたま読んで、強烈なインパクトを受けた。不可思議なタイトル、アクの強い絵柄、胸が痛くなるような内容。忘れようにも忘れられない。中でもクライマックスの場面は最も印象的で、人が人を動かそうとする場面としてこれ以上迫力あるシーンは見た事がなく、事あるごとに思い出す。以後作者の消息は知らなかったが、本人のサイトによるといまだにアシスタント主体の生活という、まさに主人公を地でいくような人生を送っていた。そして自分にとってもこの話は今や他人事ではない。嗚呼。