応物 (2) - トラブル -

 応物2日目。午前のセッションを見て、休憩中に自分の iBook を立ち上げようとしたら、起動音は鳴るが画面が全く映らない。なんてこった。明日の発表のポスターをまだ印刷していないのに。ファイルはデスクトップに置いてあり、バックアップも取っていないので、ここでマシンに壊れられたらシャレにならない。
 慌てて渋谷に移動して Apple 直営店に持って行く。2 時間待って Genius Bar なる窓口で相談。症状は論理ボードの故障とのことで、ファイル等には問題はないことがわかった。相談員氏が高等テクを使って、重要な文書ファイルをバックアップしてくれた。ふう。まずは明日の発表は行えるメドが立った。本体は預けて修理後、金沢へ送ってもらうことになった。Genius Bar って初めて行ったけど、相談員集団はサーファーのように爽やかでホテルマンのように礼儀正しく、なおかつパソコン知識もバッチリという無敵の男たち。さすが自分で Genius というだけあって選び抜かれた人材だな。窮地に陥っていたところをにこやかに問題解決してもらったので、マジで拝みたい気分。ありがとう Apple 直営店。

 次いでキンコーズに移動し、文書ファイルに最後の手直しを加えて印刷作業まで行う。ここではいくつか紆余曲折があった。第一に、キンコーズではなぜか USB メモリは使用不可。わざわざ近所の別のプリントショップへ行って USB からフロッピーに移す羽目になった。Apple の店で USB でなく CD-R にバックアップしておけばよかったんだけどね。昨今きわめてポピュラーな媒体である USB メモリが使えないとはどうも納得が行かない。第二に、大きめの不定形な書類を A4 プリンタで印刷しようとしたら文書の1部だけが載った1枚しか出てこなかった。つなげて1枚になるような複数のプリントが出てくると思ったのだが。アプリの種類、バージョン、OS のバージョンによるのだろう。旅先などでキンコーズは便利だが、一番便利なのは自分のオフィスだ、という当たり前のことがよくわかった。
 この日はほとんどトラブルシューティングで終わってしまった。夕方になったが、一応再び学会会場へ戻り、少しだけ講演を聞く。長時間歩いて足が疲れた。