弁慶謝罪/同窓会(1)

 美川から片山津へと続く海沿いの道を車で走っていた。根上町のあたりに『弁慶謝罪の地』という案内板が見えた。ちょうど先週の『義経』で勧進帳のエピソードをやっていたけど、安宅の関を無事通り抜けた後で弁慶が義経に謝った場所が此処だったというわけだ。安宅からここまで結構距離があるが、その間何も言わずにもくもくと歩いてからいきなりガバと平伏して謝ったのだろうか。などと考えつつ車を進めていたら、3〜4分走った隣町にまた別の『弁慶謝罪の地』があった。町どうしで「ウチのが本物だ」と対抗しているように見えた。もしくは何度も謝ったのかもしれないが。

 土・日と泊まりがけで大学院の研究室の同窓会。本年は石川県での開催であり、そして自分は実働部隊の1人として買い出しやら当日の司会やらを仰せつかっていた。慣れない司会なので緊張する。一字一句原稿を作って臨んだくらいだ。かといって原稿棒読みにはならないように心掛けたがどうだっただろう。
 夜は3時頃まで飲み。