最強伝説

 昨夜の巨人戦で阪神がリーグ優勝を決めたようだ。あまり興味はないけど一応記録しておこう。
 傍から見ていて今年の巨人は本当に腑抜けだった。弱いから人気が下がり、それがますます選手の志気を低下させるという悪循環に陥っていたように見える。巨人の経営陣って「巨人は強くなければならない」という勝手な思い込みが強くて、そのためにはどんな手も使うけど、それだけにひとたび弱くなったときの荒涼ぶりは目も当てられない。万年最下位だった阪神のファンが辛抱強く応援を続けていたのと対照的。
 いろんな無理をして維持してきた最強伝説なんてものは、ちょっとしたきっかけで簡単に崩れてしまうものなんだな。今回のきっかけは、昨年の1リーグ制問題のときの巨人上層部のわがままにファンが愛想を尽かしたことだと思う。似たようなことをNHKの凋落ぶりにも感じる。こちらのきっかけはプロデューサー着服事件。米国のブッシュ政権もそのうち何かのきっかけで同じようにして崩れるのではないかという気がする。いやもう崩れ始めているのかも。