「世界で一番かわいいベトナム戦争。」

 8/24:7:45出勤。朝から晩まで測定。こんな早朝から始めざるを得ないのは装置が混み合っているためだ。試料交換時以外は席を外すが、なんやかんややることがあり、やはり疲れた。帰る気力がなくなり職場泊。
 8/25:報告会の準備を兼ねて、これまでに取得したデータをまとめる。で報告会で発表。まあ無難な結論になりそうだけど、さてこの論文を読む人は面白いと思ってくれるだろうか。

 ちょっと仕事から逃避してネット。『世界の終わりの魔法使い』の著者、西島大介氏の絵は最近あちこちで見かけるが、こんどの作品はなんとベトナム戦争を題材にした漫画。あのメルヘンチックな絵柄には最も似つかわしくないと思われる悲惨なテーマをあえて取り上げる、そのことだけでもう読む前から気になってしかたがない。さぞ絵と内容のギャップが大きい作品なのだろう。そう、絵は重要だ。というより、絵と内容のマッチングが重要だ。同じ内容を語るにしてもどんな絵で語るかによって伝わり方が大きく違う。もし黒田硫黄福島聡の絵でベトナムの話を語られたら、何の違和感もなくスッと入ってくるだろう。一方今回のように、ミスマッチが大きな効果を生む場合も考えられる。そのへんをわかっててやっているであろう西島氏はあなどれない人だと思う。明日発売とのこと。だが私は論文を書き上げてからのお楽しみだな。