偏った物語

 試料処理とか測定とか工作とかPC作業とか、ちまちました作業いろいろ。
 歩き回って足が疲れた。でも帰る。

 プロジェクトXは「事実のうちの一部のみを伝えることで偏ったストーリーを仕立て上げる」番組だとは以前から思っていたのだが、今回のように客観的事実について誤りが含まれていたのはまずかった。まあこの番組の内容は話半分に聞いておけということであろう。しかし民放の情報番組が街頭インタビューで「もうプロXは子供に見せたくない」という市民の声を紹介していたのには笑った。庶民全員がそんな単細胞生物であるはずがない。これもまた、おそらくインタビューの結果は賛否両論あった中で、プロXに批判的な回答のみを取り上げることで偏ったストーリーを仕立て上げているに過ぎないだろう。
 要するに、事実と違うことは言っていなくても伝えかた次第でウソをつくことはできるし、マスコミの多くはそういう手法を平気で使っている。それは数字を捏造して伝えるウソと五十歩百歩だと思う。