行動記録(2)

 29日:午後に東京に移動。「はくたか」と前日に復旧したばかりの「とき」を利用。幸い地震などは起きずトラブルは無かった。

 30日:好天。いつもの行程として秋葉原に行くも年末で閉まっている店が多く収穫なし。そこから有楽町まで歩いてみる。途中、東京駅構内の「ザ・スタディルーム」や丸の内「オアゾ」の丸善に立ち寄る。東京のあちこちで巨大書店のオープンが相次いでいるようだけど、大きい本屋は行きつけのが1軒あれば十分だな。丸善に行ったのは欲しい文具があったからだけどこれも発見できず。「スープストック東京」がオアゾにも出店していたのでそこでカレーを食う。東京駅前で養老孟司氏とすれ違う。
 有楽町では「人体の不思議展」を見る。本物の人体に樹脂を注入して作った模型が多数展示されている。あるものは筋肉を切り開いたり、あるものは血管だけ残したり、あるものは胴体を縦にスライスして中身を見せたり。だが単なる医学標本と違って、ここの標本たちは標本なのに生き生きしている。あえて眼球を残すことで表情をつけ、全体標本は直立姿勢でなく何らかのポーズをとっているために、今にも動き出しそうに見える。それは主催者側の演出というか、「どれもあなた方と同じ人間なのですよ」というメッセージなのだろう。体内の臓器や血管の現物を目の当たりにするのは軽いカルチャーショックだった。どうせ誰もが肉の塊、細かいことを気にして生きるなんて馬鹿らしいという大らかな気分になったり、人の思考や心はどこに行くんだろうというもの悲しい気分になったり。
 久しぶりに中野へ。「温故知品」を探し当てるもやはり年末休業。20年前に見かけた路地裏の喫茶店「クラシック」。いまだに営業しているらしい。驚く。

 31日:大雪。池袋をうろつく。漫喫にて日記入力。実家でも更新できるけどなかなか時間がない。次の更新はいつになるか。じゃあまた。