足跡

 金曜日:ふつうに深夜まで仕事。入手したデジタルオシロの動作チェックとか。
 土曜日:ふつうに休み。洗濯とか帰省の切符購入とかプールとか。夕食食べながら新聞と「ザ・テレビジョン」と「ぴあ」のチェック。年末年始の留守中に録画したい番組の時間を合計すると15時間30分になった。DVD/HDDレコーダーを使っている今、時間数を考えて番組を選択する必要はないのが気楽で良い。しかしHDDレコーダーにはビデオテープにはない危険性がある。それはせっかく録ったHDD内のコンテンツを一瞬の誤操作で消去してしまいかねないこと。幸いまだうっかり消去の悲劇は味わっていないけど、疲れた時などにやってしまわないかと危惧している。もしかするとPCと同様に、一般人の知らない消去済ファイルの復活方法があるのだろうか。

 19日に書いたように、最初に観た(読んだ・聴いた)時には否定的な感想を持った作品を、2度目に触れた時には好きになるということが時々ある。なぜそうなるのか考えた。私の場合、往々にして1度目の時には細かいアラ探しに気が向いてしまう。なぜそうなるかというと自分も表現したい側の人間、情報(モノ)を受信するよりも発信したい側の人間だからだと思い当たる。世間の人が作品を通じて作者のメッセージを真摯に受け止めている間、私は「この表現はあまりうまくないな」「オレならこう書くな」などと斜に構えた目で作品と接している。なので作者のメッセージが心に届きにくい。
 ポップスにおける山下達郎や、漫画におけるとり・みきのように、優れたアーティストでありながら優れた音楽聴き(漫画読み)であることはなかなか難しい。そういう人物になるのが自分の大きな目標だな。しかしその前にまず優れたアーティストになることが先決だ。モノ作り人間(情報発信者)としてもっと活発に仕事をしなければ、自分の足跡をこの世界に一歩でも多く残さなければ、と感じる今日この頃。