Jacksonville (5)

 朝食はホテルでバイキング形式。ルームサービスと同じメニュー、同じ値段だが、食べ放題なのが違う。このホテルの朝食の料理も御他聞にもれずほとんど卵と肉と小麦粉とジャガイモだけでできていて、サラダとか野菜スープとかのメニューは無い。
 空いた時間に散歩。住宅街にスーパーマーケットがあったので入ってみる(初)。やはり肉類の充実ぶりに比べ、生野菜の棚は意外なほど小さかった。葉っぱ以外の野菜は、缶詰め・瓶詰め・冷凍で売られるものが多いようだ。
 これは開拓者たちが摂っていた食事の名残りなんだろうね。新大陸に上陸した移民たちが、ヨーロッパとは全く違う乾燥した土地で自分たちの生活を作り上げる過程で、限られた食材で満足できるように生み出されてきた料理。良くも悪くも、現代でも多くの米国人の心を支えているのが‘開拓者精神’なのだろうと考えると、大味な料理も大規模な建築も故あるものと理解できる。でも海外からの客も多いホテルなのにそこまで料理にアメリカ流を貫かなくても‥という気もしないでもないのだが。

 また夕方4時から11時まで就寝。けっこう寝てるな。日本時間に置き換えれば、夜更かしして朝の6時にベッドにもぐりこみ、昼過ぎまで寝ていることに相当するので、日常の生活リズムからそう大きく外れているわけではないと言える。このまま帰国すれば時差ボケは少なくて済みそう。