新幹線

 書類の改稿。いろいろ穴が見つかったので補修作業する。

 脱線した新幹線の話を聞くにつけ、安全神話などというものはないのだと強く感じる。今回、車両が横転したりトンネル入口や対向車両に衝突したりしなかったのは、本当にラッキーだったとしか言いようがない。時速270kmで走る列車などというものを作った人もそれに乗る人も、ある程度の危険を覚悟しなければならないのだ。便利さを追求するということはそういうことなのだ。年に何度も新幹線を使っていると、その当り前のことを忘れそうになる。
 この事故が起こるまでは車両を軽量化する技術に何の疑いも持たなかったけれども、重いことがメリットになることもあるんだな。「スピード」省エネルギー」「安全性」をすべて満足させることのいかに難しいことか。