百円ノギス/航空券

 工具ってのは百均で売っている安物でもそこそこ使えるものがある。もちろん通常価格の工具に比べると何か劣っている点があるのかもしれない。すぐ錆びるとか。でもハンマー、六角レンチなどはパッと見には百円とわからないね。
 さて先日百均でノギスを買ったのだが、これはいかにも安物。プラスチック製だし目盛りの印刷は荒っぽい。「0.05mm」と書いてあるけどたぶんそんな精度はないだろう。せいぜい0.1mm、下手すりゃ0.2mm。もちろんこの程度の精度で十分なような場合に使う。ちなみに安く作るための構造や材料上のいろいろな工夫がしてあって面白い。
 測定器の精度を2倍上げるためにはものすごい技術と費用が要るという話。試薬や純ガスの純度を1桁上げるのも似ている。

 米国行きの航空券を予約しようとしたら、希望日は満席だった。しかたなく1日ずらした日の券を押さえ、かつ希望日のキャンセル待ち状態。格安航空券は1ヶ月前では遅いのだな。この出張に関する準備は、ホテル予約→学会参加登録→航空券予約という順番で行なってきたが、まったく逆の順番で進めるべきだった。
 いまだに航空運賃のからくりには慣れない。航空会社、搭乗日によって価格が大幅に異なるのにはただ驚くばかり。さらに同じ航空会社、同じクラス、同じ搭乗日にもかかわらず格安運賃が6万円に対して正規運賃が33万円ってのはいったい何なの?