オンバトの構造

 今日は怠惰モード。

 久しぶりにオンバトの感想を。最近贔屓にしているエレキコミック、今回も無難にオンエア。壊れたキャラのボケと素朴なキャラのツッコミが絶妙な組み合わせだ。相方も予想しない(と思われる)ぶっ飛んだアドリブや展開が最高。見ていて愉快になれるのは、たぶんあの壊れたキャラに見え隠れする人なつこさのためだろう。
 ところで芸人によって頻繁に出場(オンエア・オフエア問わず)する組とそうでない組がある。各回の出場芸人は番組スタッフが選んでいると聞いた(もちろん芸人が出場を承諾すればだが)。すなわち出場頻度にはNHKがその芸人をどの程度プッシュしているかが反映されている。年度末のチャンピオン大会に出場する資格はその年に4回以上オンエアされることだが、そもそも4回も出させてもらえない芸人も多く、この点本当に公平な競争と言えるのかどうか少々気になる。まあ視聴者の反響や大衆の人気動向は出場者選考に考慮されているとは思うけど。
 もしも人気だけをバロメーターにすると自ずからテツトモ、はなわ、ダンディなどを頻繁に出場させることになるが、実際にはテツトモは今期まだ1回しか出場しておらず、このぶんだと過去5年連続出場してきたチャンピオン大会の出場権を今年は得られない可能性が高い。つまり番組としては、ブレイクした芸人はある意味、お役御免と考えているようだ。オンバトという番組自体の人気が急上昇している現在、若い血を投入して新鮮さを維持しようとする方針なのだろう。今期最初に4回オンエアを達成したのが、今年2月に初出場したばかりのハマカーンであったことは象徴的だ。