移動書斎

 出勤前に洗濯。コインランドリーで乾燥している間、車内でしばしノーパソをいじる。そう、今やノーパソを使っているので文字どおりどこでもオフィスになってしまうのだ。まあ車内でキー入力せねばならない状況というのはあまりないけど。
 ランドリーの隣にはコンビニがある。ちょっと立ち読みに行くか、それとも車内でPC作業を続けるか、悩むところであった。結局誘惑に負けて、待ち時間の後半はコンビニで過ごす。従来は仕事はオフィスで、それ以外は外で、というように場所と活動内容が不可分の関係にあったけれども、‘どこでもオフィス’になってからはそのような壁がなくなり、逆に仕事に集中するために余計な精神力が要求されることに気付く。‘どこでもオフィス’って便利なだけではないのだな。でもわずかな時間でもノーパソに向かったことで、その後の頭の中が自然に仕事モードになったという効果があった。

 職場の助教授の先生と雑談。大量の仕事を効率的にこなせる人と凡人の違いは、物事を瞬時に判断できるかどうかだといったことを話し合う。卑近な例で言えば、自分がいま何を食べたいかを瞬時に判断できる能力と通じるものがあると思う。自分は逆だ。いつも判断にうだうだ時間をかけるクセがある。心掛け次第でどうにかなるものならどうにかしたい。