少年ドラマシリーズ

 朝11時起床。夕方出勤するも測定の合間にはソファに倒れ込む。眠り病かと思うくらい眠った。

 図書館で借りた本『NHK少年ドラマシリーズのすべて』(増山久明編著、2001年、アスキー出版局)を見る。子供のころに見ていた、もしくは見のがしていた少ドラのストーリーやスチル写真がふんだんに掲載されていて嬉しい。とくに台本が現存する作品については、すべての回のあらすじを本書のために書き起こしたという、すごいこだわりよう。ページを繰りつつしばしタイムトラベラーしました。
 いまDVDでいくつかの作品を見ることができるが、NHKに映像が残っていたものはほとんどなく、多くは関連会社の倉庫に眠っているものや、個人で録画したテープを苦労の末に探し出して復刻したのだという。ビデオテープはおろかスチル写真さえ残っていない作品もある。
 昔のTV番組の多くが放送局にも残っていないのは何とも残念な話だ。当時ビデオテープ1本は車1台と同じ値段だったのだと聞けば、まあ仕方ないかとも思う。その頃、6時からの番組は6時にTVの前に座っていなければ見ることができなかった。1975年頃から家庭用ビデオデッキの登場で、6時の番組を10時に見ることが可能になった。これによってTVの概念は大きく変わったね。今後ハードディスク内臓デッキの容量がどんどん大きくなって行くと、「録画予約」という概念も無くなって、視聴者は放送される番組という番組を全部録画してあとでゆっくり選ぶという時代になるのではないか。そうするともはや「この番組は何曜日の何時」という時間割りも意味を成さなくなるのか?
 TVについて考え出すと止まらないのだが、今日はこのへんで。