剣の道

 今までの自分の研究は、比較的素性のわかっている対象に対して、新たな角度から斬り込むようなものが多かった。
 だが今回の対象は厄介だ。素性がはっきりしていない。目隠しして敵と剣を交えているような気分。自分の力量が試されるな。

 『武蔵』は視聴率が低迷しているようで。最初の頃は週刊誌などでも好意的に取り上げられていたのに、『七人の侍』のパクリだと言われたり新之助の隠し子騒動があったりで評判が落ちてしまった。それだけが理由かどうか知らないけど。
 最近、あのテーマ曲もやっぱり大河枠にそぐわないなあという気がしている。外国の大物作曲家が相手では、制作側も十分な意思疎通ができなかったのだろう。
 ドラマ本体は面白いと思うので、まだ見てます。