日記

 「新ゴーマニズム宣言台湾論」を読んでいる。いや熱いわ。自分がHPを作るようになって、他人様の目にかなう文章や読みものをコンスタントに産み出すことがいかに大変か思い知ったが、その点小林よしのりはよくこれだけ書くことがあるなあと思う。良くも悪くも自分の意見を明確に持っている人はいくらでも喋れる。私はいくつかの考え方がある場合に、特定の考え方に100%傾倒することができず、A70%、B20%、C10%のように複数の考え方を頭にとどめないと不安なのだ。Aさんの意見ももっともだけど、Bさんの言うことにも一理ある、というタイプ。アナログ人間なのだろうか。こういう人間は部屋を片付けるのも苦手だ。物品Aを置いておきたいのはやまやまだけど、物品Bも捨て難い、と思っているうちに部屋にガラクタが増えていく。

 原田真二の名を久しぶりに聞いたと思ったら、松田聖子の不倫相手だとはねえ。かつて「キャンディ」「シャドー・ボクサー」がザ・ベストテンで2曲同時ランクインしたのを見た世代としてはややがっかりした。彼のやったことに対して、というよりも、彼を単なる間男のようにしか扱わないマスコミに対してである。彼はアーティストであって、芸能ゴシップ記事をにぎわす三流タレントではなかったはず。18歳にしてスーパースターと呼ばれたデビュー当時のオーラは遠くなりにけりだ。