快晴、2〜16℃

 朝、旧職場で試料取り出し。不満足な結果。炉心管(アルミナ製)が還元雰囲気に対応していないようだ。現職場の炉は炉心管は石英製でその点は良いのだが、密閉性が悪いのと温度プログラムができないのが欠点。両者を合わせられれば言う事ないのだけど。限られた装置と低い予算でなんとか良い結果を得ようと日々知恵を絞っているが、どうやっても初期設備の質がボトルネックに。いつか自分の研究室を持ったら管状炉だけは良いものを導入したい。職場に移動してボスと雑談になったので珍しく上記の不満を口にした。
 午後、前駆体を厚く塗る方法をいろいろ試す。厚く塗ることはできるが均一な厚みにするのは難しい。重ね塗りが一番効果的なようだ。考えてみればペンキ塗りでも重ね塗りが鉄則だった。
 疲れて夕食は職場の食堂で。