理科年表 スリム版

 座右に置いて愛用している理科年表(1994 年版)、さすがに糊が劣化して製本がバラけてきたので、自分が日常的に使う「物理/化学部」だけ抜き出して糸綴じした。約 4 cm あった厚さが 1 cm にまでスリムになり、持ち運びにも便利になった。
 今回は背から 4 mm の線上に直径 1.2 mm の穴を5個、電動ドリルで開けた。表紙は元の本から流用し、背表紙は付けず糊も使わないシンプル綴じ。今は一応安定しているけどいずれ糸が浮いてきそうだな。図書館などの和綴じ本の縢り糸周辺に塗られている茶色い液体(膠?)を塗って補強したくなるな。まあ木工用ボンドでも良いのかもしれないけど。

 振り返れば、理科年表は今までに2冊しか買っていない。この2冊目は仕事を始めた時に買ったもので、もう 20 年近く使っていることになる。かつて某先生から「理科年表は毎年買う必要はなく、5年毎に買えば十分」と教わったが、20 年使う人は珍しいだろうか? 同業者のみなさんは頻繁に買い替えておられるのだろうか?
 そうこうしているうちに時代はデジタル化が進み、理科年表も CD-ROM 版が出たと思ったら web 版に変貌している。デジタル版は PC 上でコピペが簡単にできて便利かもしれないけど、値段が…。そして web 版に至っては毎年更新料を払わねば使えなくなるらしい…。私はまだ紙でいいです。今後はたまには買い替えるので。