夏風邪

 まだ熱が上がりかけの午後5時頃、最低限必要なものを買いに少し町を歩いた。30 ℃の外気と太陽光にさらされていると、布団をかぶっているのと同じ効果があるようで、流れる汗が気持ちよく、あまり苦しくない。その後ベッドに寝ても布団をかぶったりかぶらなかったり。こんな真夏に風邪を引いた経験があまりないので、状況が少し新鮮に感じられた。

 2月頭に日本で引いたのに近い「腹に来る風邪」だった。しかし夜に1回下した程度で、2月のよりは軽症だった。
 ところで朝、腹が痛かったときに正露丸を飲んでしまったけれど、同居人いわく「風邪による腹痛の場合は正露丸を飲むとかえって悪化する」とか。知らなかった。風邪かどうか自分で判断してから飲まなければいけないということかな。

 電子体温計に使われている LR-41 型ボタン電池が切れかかっていたので、同じ電池を探して薬局やタバコ屋や電器店や日曜大工店を訪ね歩くも、この小さいタイプを扱っている店は無かった(一番ありそうな無線パーツ店は、残念ながらたどり着く2分前に閉店時刻を過ぎてしまっていた)。体温計本体を売っている薬局でも交換用電池を売っていないとはどういうことだ!と思ったけれど、そういえば日本の実家にあった電子体温計は電池の交換すらできない仕様だったと思い出す。メーカーにとっては電子体温計は電池がなくなったら本体ごと買い換えてもらう物なのだろう。
 エコくないので不満だけど、他にしかたがないので新たな体温計を購入。そこの薬局の人も「電池だけ買うより安いわよ」と言っていた。やはりまだ納得がいかないな。