深夜便

 1月3日夜に成田発パリ行き深夜便(初)に搭乗。第1ターミナルでその日最後のフライトだった。ああ、成田では深夜の離着陸ができないってこの前ニュースで言ってたっけ。夜8時を過ぎると売店は次々に閉まり、出発ロビーは閑散としている。この空港でこんな寂れた光景は初めて見た。
 機内では両側に客がいる最悪の席だったけれども、ある程度は眠れた。比較的楽に眠れるのは深夜便のメリットだ。パリ CDG 空港には朝4時台に到着し、荷物を受け取って鉄道駅に歩いて来たら 5:30 頃になっていた。駅の暖かい待合室でパソコン作業しながら2時間ほど待ち、7:39 の TGV でトゥール(正確には隣のサンピエールデコー)へ。そんなに待たなくても、5:50 頃の RER B の始発電車でパリに出てメトロに乗り継ぎ、モンパルナスから TGV に乗ればもっと早くトゥールに辿り着けたのだけれども、メトロ駅の階段を荷物持って上り下りする気力がなかったので今回はやめた。
 いつも西に飛んだ後は 18:00 頃に頭が使い物にならなくなるのに、今回の時差ボケはそれほどひどくない。深夜便はいいね! …と思っていたら、自分の乗った次の日の同じ深夜便で乗客が現金 4000 ユーロを盗まれる事件があった[朝日新聞]。みんな寝ているから盗みもしやすい。これは深夜便のデメリットか。まあ僕は 4000 ユーロもの現金を持ち歩かないからいい、と友人に言ったら、銀行で海外送金すると1回 6000 円くらいの手数料がかかるので、数千ユーロ(数十万円)の現金を持って飛行機に乗るのが現実的な場合もある、と説明された。なるほど。