曇時々晴

 製膜装置を別の同僚が使っているので、自分はデスクワーク。文献収集とか製品情報調査とか。

 フランス語の漫画も、以前より抵抗なくページを繰れるようになった。文の意味はまだ3割くらいしかわからないけど。漫画の台詞には、大局的な状況の中で翻弄されたり立ち向かったりする人間の喜怒哀楽の感情が籠っているから、自分の心に入ってきやすいのだ。
 自分の持っているラジオフランス語講座(2007 年 4 - 9 月)のダイアローグに込められている感情といえば「どこどこは素敵だね」「この食べ物はおいしいね」ぐらいのものだった。泣いたり怒ったり戸惑ったりという多彩な心の動きを会話に盛り込めば、俄然親しみがわくと思うのだが。(『オーソン・ウェルズの”追跡”』や『リトル・チャロ』のように)



 漫画翻訳者の気分を味わってみたくて、一節だけ日本語版を作ってみました。
 原本:SPIROU - le journal d'un ingénu (Emile Bravo, 2008) p.32