火曜の朝7時、自転車店の近くに止めておいた自分の自転車は消えていた。ああ。誰かが盗って行ったか(溶接が壊れているのに?)、市の環境係が放置自転車と見なして回収したか(チェーンでロックしてあったのに?)、もしくは自転車店の親父が偶然見つけて部品取りのために密かに分捕ったか。
 後輪のタイヤとチューブを替えたばかりなのに…とはあまり思わない。あんなボロ自転車、無くなっていい。まる二日半も放置していたこと自体が自分の気持ちの表れだ。もう故障の修理に悩まされなくて済むんだと思うとせいせいする。しかし一方で、どこかに打ち捨てられていないかと町を探して歩く自分もいる。

 インターネットの交換器ボックスを電話会社 Orange の店舗のサービスカウンターに持参、チェックしてもらう。やはり故障していた。無料で新品に交換してくれた。ついでにネットへの登録を代わりにやってもらったら、なぜか自分のアドレスとパスワードが受け付けられないという。自分で Orange のトラブルシューティングに電話するように言われる。そんなの無理。で現在は有線テレビは見られるけどネットはできない。
 春に手に入れた自由になるための2つの手段(自転車、自宅ネット環境)を、一度に失ってしまっている。