紅白舞台裏

 昼頃まで寝る。食事したり洗濯したり。夕方、プール(今年初)。職場へ。共同研究者と連絡少々。

 紅白の録画をひととおり(見たい部分のみ)見たあとで、2日に放送された紅白舞台裏紹介番組の録画を見た。現場はまさしく時間との戦いで、時間を削りたい構成係と時間をもらいたい司会者や技術陣が、放送開始直前まで丁々発止の鬩(せめ)ぎ合いを演じている。冒頭の

 みのもんた「緊張してうまく喋れないよ〜」
 仲間由紀恵「みのさん、じゅうぶん喋ってますよ」

といった些細なやりとりまでが、あらかじめ台本に印刷された台詞だったことがわかる。画面で見ると構成関係のスタッフは10人以上いるようで、それだけの人が台詞を作りこんでいるにもかかわらず、正直言ってトーク部分の盛り上がりは例年今一つだ。『ザ・ベストテン』が黒柳さん久米さんのアドリブと機転で1時間視聴者を釘付けにしていたのと対称的。生放送の限られた時間だからこそ、作られた台詞よりも生の言葉がより人々の心に訴えるんだろうな。みの氏は別に好きではないけれど、「自由にやらせてくれなければ僕を使った意味がない」と訴える彼の主張には賛同する。

 出演者の楽屋や出番待ちスペースがいかに手狭かということも紹介されていた。自分の歌が済んだらすぐ帰ってしまう歌手がいることに不満の声があるけれども、もし全出場歌手が最後まで残っていたら楽屋が足りないのでは、とも思った。