日本アカデミー賞

 キネマ旬報ベストテンと比べ、選出された映画の顔ぶれがここまで違うと可笑しい。日本アカデミー賞で最優秀作品賞の『壬生義士伝』はキネ旬では24位だった。日アカで賞候補になるのはほとんど大手製作作品だが、キネ旬では単館ロードショー作品も同等に評価される。実際、キネ旬ベストテンの上位作品には「そんな映画あったの?」と思うようなマイナー作品も多い。賞の性格が違うのだ。
 で、日アカの番組では各映画のハイライトが数秒間流れるのだが、今年は正直言って「これ見たいな」と思う映画はなかった。近年は単館作品のほうが元気があるということだろうか。
 佐藤浩市藤原竜也オダギリジョー中村獅童と、偶然『新選組!』出演者が多数顔を出していた。さすが大河、スターを惜しみなく投入するなあ。感想は以上。