日テレ

 月、火と早めに出勤する日が続いたが、3日目にして挫折した。明日からまた復活しよう。

 日テレ視聴率操作事件はまだマスコミ(もちろん、日テレ以外の)を賑わしているね。番組制作費から1000万円もの金を流用していたとか。
 視聴率操作の第一報を目にした時に自分が驚き呆れた理由を考えてみる。
 人々の嗜好や考え方の移り変わりに興味がある。テレビ番組で言うと、現状では「どんな番組が人々にどれだけ受け入れられたか」を示す指標は視聴率をおいて他にない。番組の顔ぶれとその視聴率は、いろいろ不正確な要素はあるものの、時代を読み解く手がかりにはなる。
 今回のように数字そのものが操作されていると、時代を読み解くどころの話ではない。それはもはや意味のない数字だ。捏造という行為そのものに呆れているわけではない。ある調査の結果が捏造されたというニュースを見ても、もし自分が関心を持たない調査であれば「ふーん」てなもんだが、今回驚き呆れたのは自分が普段から視聴率に深く関心を持っているからだったのだ。

 だが、件のプロデューサーがその不正行為のために番組制作費をいくら流用したとかいう話になると、もう私にはどうでもいい。それはスポンサーと局の間の問題で、視聴者には関係ないことだ。報道もこの段階に来るとゴシップやバッシングのレベルに成り下がっていると思う。ネタを引っ張れるだけ引っ張るのもいいけど、足の引っ張り合いはほどほどにしたらどうか。