ソビエトの兵士の歌

 衝動的に購入した、赤星赤軍合唱団の歌うロシア民謡のCDをカーステでかけていた。ロシア民謡って音量の振幅がものすごく激しい。音が小さいと思ってボリュームを上げると次の瞬間には鼓膜をつんざくような大音量になったりする(『カリンカ』などを思い出してね)。これが彼の地の人々の嗜好によって長年かけてブラッシュアップされてきた音楽だとしたら興味深いが、なにしろ聴いていて胸がバクバクする。あまり運転中に聴くのにふさわしい音楽ではないな。
 実は映画『二重スパイ』のエンディングに流れた『On the Road (A Soldier's Song)』というソビエト曲を探している。かつてうたごえ喫茶で『ある兵士のうた』という曲が日本語歌詞をつけて歌われていたという情報があり、MIDIを聴いてみたらメロディが若干違うものの共通部分もあるような気がする。もし元来同一曲だったのであれば、変化・派生した過程を知りたいと思った。で、このCDに入っている『兵士の旅路』がそれではないかと期待して買ったのだが、聴いてみたら違う曲だった。まあ曲調は似ていたし他の曲も良かったので後悔はしていない。ただ望みの曲そのものを確実に手っ取り早く入手するには映画のサントラかビデオがいいようで。