ノーベル賞

 期待していたのだが、今年は日本人の自然科学系の受賞はなかった。残念。まあしかたがないか。物理学賞の受賞者は超伝導の分野の大物だし、医学生理学賞のMRIも重要な発明だし。よく中村修二氏を「ノーベル賞に一番近い日本人」と呼ぶのを聞くが、こればかりは誰にもわからないですね。ノーベル賞級の発明発見は数々あれども、それにいつ賞が与えられるかはいつも全く謎だ。2〜3年で与えられることもあれば、50年くらいかかることもある(たぶん)。気長に待てばいいと思う。5年に3人くらいのペースならまだいけるのではないか。そしてそのペースで受賞し続ければいつのまにか珍しくなくなり、マスコミもそれほど騒がなくなる。その時初めて科学大国ニッポンと言える国になるのであろう。(なんにせよ昨年の授賞式のような過熱報道はどうかと)