帰還事業

 終日デスクワーク。一晩寝かせた査読コメントを修正して米国へメールで発送。2つめの書類にかかっている。合間に、先日送った測定データがおかしいのではないかという仏国からの問合せに対してこれでいいのだと回答したり、7〜8年前に作成した図面の電子ファイルが欲しいという研究室の学生に対してアプリのバージョンが古くて開けないと回答したりする。この2件は結局何もしてないのと一緒だけどな。
 2つめの書類も今夜中に完成させて、一晩寝かせて明日郵送するつもりだけど、このパターンを続けるとだんだん夜更かしになっていくのを避けられない。29日の出張までに5つとも終えるのは無理な気配が濃厚。5つの書類の中で唯一〆切が設定されておらず、かつ最も時間がかかると思われる案件は、結局出張から帰ってから完成させることになろうか。

 1959年から始まった北朝鮮への帰還事業について、昨夜のNステで当時のニュースフィルムを写しながら事業のいきさつや背景やその後の経過などを説明していた。知りたかったことがいろいろわかって興味深かった。実像が隠され虚像が流布し、それに乗せられた人々。実像を隠そうとする彼の国の体質は今も全く変わっていない。44年前と違い情報がどんどん流れ出ているのに未だに虚像を示したがる浅知恵を何とかしてほしい。
 文章書きの仕事をしているとつい日記も筆が進むなあ。